SOCIAL CONTRIBUTION
社会貢献活動
想いを纏い、明日を紡ぐ
~ 心に寄り添うターボウの温もり~
diporto代表 髙田弥代が語る、社会貢献ブランド「Mity」の誕生と未来


——「Mity」というブランドが生まれたきっかけを教えてください。
髙田:実は友人の一言がきっかけだったんです。抗がん剤治療で脱毛に悩んでいた友人が「髪がなくても着けられる、心が明るくなるような帽子がほしい」と言ったんです。それを聞いて、「そういう帽子、作れるんじゃないか」と思ったのが始まりでした。
最初は本当に手探りで、どんな素材が良いのか、どんなデザインが喜ばれるのか。試行錯誤を重ねました。医療用帽子として機能性はもちろん大切ですが、それ以上にファッション性にも拘りたい、「=着けたときに気持ちが明るくなる」ということを最優先に考えたんです。何度も試作品を作り、友人に試してもらいながら改良を重ねました。そうして生まれたのが今のターボウです。
——ネイルサロンを運営されていた髙田さんが、なぜ帽子づくりに?
髙田:一見関係ないように思えますよね(笑)。でもネイルサロンでも大切にしているのは「その人らしさを引き出す」ということ。指先から始まる小さな喜びが、その人の毎日を明るくする。それと同じように、頭を包む帽子も、着けた人の気持ちを明るくできると思ったんです。
実はネイルサロンでも、抗がん剤治療中のお客様や、脱毛症で悩んでいるお客様と接する機会がありました。「小さなおしゃれが気持ちを前向きにしてくれる」という声をたくさん聞いてきたんです。だからこそ、帽子づくりでも「おしゃれを楽しむ気持ち」を大切にしたいと思いました。
ネイルもターボウも、根底にあるのは「その人の日常に小さな喜びをプラスしたい」という想いなんです。だから私にとっては、全く別のことをしているという感覚はないんですよ。
——「ターボウ」という商品名にも意味があるそうですね。
髙田:はい。「ターバン」と「帽子」を掛け合わせた造語なんです。着ける人を優しく包み込む。そんなイメージで名付けました。単なる帽子ではなく、着ける人の気持ちに寄り添う、ちょっとした"お守り"のような存在になれたらいいなと思っています。
「ターボウ」と聞いて、最初は「何それ?」と思ってもらえるような。そこから会話が生まれて、この帽子の背景にある想いも伝わっていくといいなと思ったんです。
実際、ターボウを被っていると「素敵な帽子ですね」と声をかけられることも多いんですよ。そういう会話から、医療用帽子の存在や必要性を知ってもらえる機会になればと思っています。

——パッケージにもこだわりがあると伺いました。
髙田:はい、ターボウが入っている箱は地元福山市の貼り箱屋さんでオーダーし、ひとつひとつ手作りで制作してもらっています。この貼り箱屋さんとの出会いも運命的でした。地元の伝統工芸を大切にしたいという想いから探していたところ、たまたま知人を通じて紹介されたんです。職人さんのこだわりと技術に惚れ込んで、すぐに「ここでお願いしたい」と思いました。
箱を開けると、特別なメッセージが刻印されているんです。
“まるで御守りのように身に付けることで、あなたや大切な人を優しく包み込み、日々の暮らしに寄り添います。しあわせとありがとうの思いを形にしたターボウをかけがえのないあなたに。そしてあなたが思う大切な誰かに。このターボウが幸せな未来への架け橋となりますように。”
このメッセージを考えるのには本当に時間をかけました。ターボウに関わってくださった全ての方々の想いを込めたかったんです。何度も書き直して、言葉選びにもこだわりました。
実は大変な時期にご購入くださった方々も多いんです。旦那様や娘様、お母様など、患者さんを想う家族の方々からのご注文もあります。あるお客様は、抗がん剤治療中のお母様へのプレゼントにとターボウを選んでくださいました。「母は今、帽子をかぶる元気すらないかもしれないけれど、元気になったときのために」という言葉が胸に刺さりました。
「今はそれどころではない大変な時期でも、ただ枕元に置いておくだけでも御守りになる。元気になったとき、着けてほしい」。そんな願いも込めています。だからこそ、箱を開けたときの体験も大切にしたかったんです。

——実際に使っている方からの反響はいかがですか?
髙田:本当に心温まる声をたくさんいただいています。例えば...
> 「抗がん剤治療で髪がほとんど抜けました。なかなか心が晴れるような帽子がなくて困っていたところ、ターボウに出会いました。他の帽子と違って、締め付け感がなく、長時間着けていても疲れません。デザインも素敵で、外出するのが楽しくなりました。」
> 「来春から治療で脱毛が始まる予定です。このような素敵な物があると、救われる気持ちになります。治療への不安はありますが、少し前向きな気持ちになれました。本当にありがとうございます。応援しています!」
特に印象的だったのは、80代のおばあさまからのお手紙です。「孫がターボウをプレゼントしてくれました。私の白髪を隠すためではなく、『おばあちゃんに似合うから』と言って。この年になって、おしゃれを楽しむ気持ちを思い出させてくれました」というものでした。
こういった声を聞くと、この活動を続けてきて本当に良かったと思います。ただ、活動をすればするほど、まだまだ必要としている方々に届いていないことも痛感しています。例えば地方の小さな病院や、情報が届きにくい高齢者の方々など、本当は必要としているけれど、ターボウの存在を知らない方がまだまだたくさんいるんです。もっと多くの方に知っていただく必要があると感じています。


——購入者だけでなく、寄付をする方もいらっしゃるとか。
髙田:はい。こんなメッセージもいただきました。
「寄付と購入、同じものをお願いしました。自分がターボウを使うときに、どこかで頑張っている方がいることを思い出せるように。お互い見知らぬ者同士だけど、同じターボウを身につけていると思うと、なんだか繋がっている気がして心強いです。」
この言葉には本当に胸を打たれました。ターボウを通じて、見知らぬ人同士がつながる。そんな温かい輪が広がっていくのは素晴らしいことだと思います。
また、企業様からの寄付も増えてきています。あるIT企業の社長さんは、「うちの会社では髪型や服装に規定はなく、個性を尊重する文化がありますが、それでも脱毛に悩む社員がいるかもしれない。そんなとき、さりげなくサポートできる仕組みがあればいいなと思った」と言って、社内に数個のターボウを常備してくださっています。
——ターボウには特別なこだわりもあるそうですね。
髙田:はい、素材選びから縫製まで、とことんこだわっています。特に現在、大切にしているのが「日本の伝統技術」との融合です。全国の職人さんと対話しながら、その土地ならではの織物技術を取り入れています。
例えば静岡の遠州紬の職人さんと新しいターボウの開発を進めています。遠州紬は織りの密度が絶妙で、軽やかさと保温性を両立した素晴らしい織物なんです。それを医療用帽子に活かせないかと、何度も試作を重ねているところです。
さらに沖縄の宮古島の宮古上布を使ったターボウも現在作成段階にあります。宮古上布は国の重要無形文化財にも指定されている伝統織物で、夏は涼しく冬は温かいという特性があり、医療用帽子の素材として理想的なんです。地元の職人さんと共同開発することで、伝統工芸の新しい可能性も広げられたらと思っています。
2023年は、地元広島県福山市の伝統である「備後の藍染め」を使ったターボウも制作しました。これは地元の染色職人さんと一緒に、何度も試作を重ねて完成させたものです。藍染めの魅力は、着るほどに味わいが増していくこと。人生も同じように、年を重ねるごとに味わい深くなっていく。そんなメッセージも込めています。
購入してくださった遠方の方から「福山市が藍染めで有名なことを知りませんでした。こうして知ることができて、購入できて本当に良かった」というお言葉をいただきました。地域の伝統工芸を広める役割も果たせているんだなと、とても嬉しく思いました。
また、「Reborn(リボーン)」シリーズでは、規格外とされた素材に新しい命を吹き込んでいます。本来なら廃棄されてしまう織りムラのある生地や、わずかな色ムラがある生地を、敢えて活かしたデザインにしています。不完全だからこそ生まれる美しさって、あると思うんです。それは人も同じですよね。完璧じゃなくていい、その人らしさが何よりも美しい。そんなメッセージも込めています。



——販路も広がっているとか。
髙田:はい、本当にありがたいことに、ご縁から全国の百貨店でポップアップ販売をさせていただく機会も増えてきました。最初は小さなマルシェからスタートしましたが、今では大きな百貨店でも取り扱っていただけるようになりました。
ポップアップ販売では、ただ商品を置くだけでなく、ターボウの背景にある想いや、日本の伝統工芸との融合についても丁寧にお伝えするようにしています。すると「単なる帽子だと思っていたけど、こんな素晴らしい活動だったんですね」と、多くの方が共感してくださるんです。
特に印象的だったのは、ある百貨店でのポップアップ中に、お客様同士で会話が生まれる場面を目にしたことです。ターボウを手に取ったお客様が「これ、私の友人にピッタリかも」と言うと、隣にいた別のお客様が「私も使っていますよ。本当に快適で、気分も明るくなります」と声をかけられていました。そうやって自然に輪が広がっていくのを見ると、本当に嬉しくなります。

——企業とのパートナーシップも募集されているとか。
髙田:はい。このターボウの取り組みは、一人では広げられません。共感してくださる企業や団体の皆さんと一緒に、もっと多くの方に届けていきたいと考えています。
例えば、ある企業の方からこんな声をいただきました。
> 「私の会社の先輩も、ストレスからくる円形脱毛症に悩んでいた時期があり、いつもニット帽を被っていました。オフィスでも医療機関でも、どこでも自然に馴染むデザインなのが素晴らしいですね。もしあの時ターボウがあれば、絶対にプレゼントしていたでしょう。これからは社内でも、こういった悩みを持つ方へのサポートを考えていきたいと思います。」
こういった「誰かを支えたい」という気持ちは、きっと多くの方が持っていると思うんです。その想いを形にする一つの方法として、企業パートナーシップを提案しています。
実際に、ある化粧品会社さんとは、「美しさは外見だけじゃない」というメッセージを共有するプロジェクトを展開しています。社内イベントでのターボウ展示会を開催したり、社員の方々に向けた「多様な美しさを考える」ワークショップなどを行ったりしています。また、地元の福山市民病院には、「外来の患者さんが自由に試着できるサンプルコーナーを設けることができた」という嬉しい報告もいただいています。


——最後に、これからの夢を教えてください。
髙田:ターボウを通じて、「誰もが自分らしく笑顔になれる社会」を作っていきたいですね。一枚の布が誰かの心を明るくする。それは小さな一歩かもしれませんが、その一歩の積み重ねが大きな変化を生むと信じています。
具体的な目標としては、全国の主要な医療機関に「ターボウ常備コーナー」を設置することです。「必要な方が、必要なときに、すぐに手に取れる」環境を作りたいんです。また、医療保険の適用対象になるような働きかけも進めていきたいと考えています。脱毛に悩む方にとって、ターボウは「あったらいいな」ではなく「生活必需品」です。それを社会全体で認識してもらえるよう、啓発活動も続けていきます。
国際的な展開も視野に入れています。実は海外からも問い合わせをいただくことが増えてきました。言語や文化は違っても、「自分らしく生きたい」という気持ちは世界共通だと思うんです。日本の伝統技術と温かい心を世界に届けたい。そんな夢も持っています。
この活動に共感してくださる方々と一緒に、もっと多くの方に温かさと希望を届けたい。それが私の夢です。何より、ターボウを必要とする方が、いつでも簡単に手に入れられる社会になってほしい。活動を続けるほど、まだまだ手が届いていない方がたくさんいることを実感します。これまで約4年間で2,000個ものターボウをご購入、寄付することが出来ました。しかし日本全国の医療機関数を考えると、まだほんの一部にすぎません。
そのためには、多くの方々の力が必要です。企業様のサポートだけでなく、個人でできる「誰かのためにターボウを買って寄付する」という小さな支援の積み重ねも大切だと思っています。ぜひ一緒に、この旅を歩んでいただけたら嬉しいです。一人ひとりの「誰かを思いやる気持ち」が、大きな社会の変化につながると信じています。
企業パートナーシップのご案内
ターボウの取り組みに共感いただける企業・団体様との協働により、より多くの方々に温かさと希望をお届けします。
パートナーシップの形
レギュラーパートナー
(年間10万円)
福山市民病院など医療機関・支援団体へターボウ10個を寄付
公式Webサイトにて企業ロゴとリンク掲載
活動報告書への企業名掲載 など
ゴールドパートナー
(年間60万円)
地域医療・福祉団体へターボウ50個を寄付
貴社名入りオリジナル貼り箱で製品を提供
地域メディアと連携したPR掲載(情報誌など)
活動報告書への企業ロゴ・メッセージ掲載 (情報誌など)など
プラチナパートナー
(年間120万円)
福山市民病院などへターボウ100個を寄付
地域メディアと連携したPR掲載(新聞・情報誌など)
年次活動報告書への企業ロゴ・メッセージ掲載 など
詳細は下記フォームよりお問い合わせください。担当者より3営業日以内にご連絡いたします
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